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2月 4日
ゲストは山陽製紙株式会社の代表取締役社長 原田六次郎さん。
新聞や段ボールなど様々な古紙をリサイクルして新しい紙を生み出していらっしゃいます。
「創業から90年。製紙業はおよそ70年になります。
その当時からクレープ紙を取り扱っています。
シワのことを“クレープ”といいまして、そのシワのついたクレープ紙が様々な分野で使われています。
例えばセメントが入った袋の底の部分に使われていたり。
とても丈夫な紙です」。
現在では生コンクリートが増えて、セメントの袋自体が減っているそうですが、このクレープ紙を使って山陽製紙株式会社は新たな製品を生み出しておられます。
「強度が高い紙です。
他にも鉄、鉄線を包む紙としても使われるぐらいですから。
そこで工業専門以外に一般的な商品作りもできないかと思いまして、およそ10年前から取り組みだしました。
山陽製紙として50周年を迎えて、次の100年に向けて経営理念を変えた時でしたね。
環境問題を抜きには製紙会社は進んでいけない。
大量生産、大量消費ではなく、一人一人のお客様に向き合おうという理念から、工業用以外に一般の皆さんにも使っていただける紙を作ろうと思いました」。
その商品のアイデアはどこから?
「社員から募集しました。
200件ぐらい集まりましたね。
その中でも中国からの社員がいまして、ブルーシートに目をつけたのです。
“日本はなぜブルーシートで花見をするのか”という疑問からなんです。
それならば、紙にデザインを施してブルーシートの代わりのものはできないか…となりました。
それが『PICNIC RUG』の最初です。
濡れた地面でも使用可能で、紙だから軽量です。
アウトドアシーズンには好評をいただいています」。
他にもオーガニックコットンが入った『PICNIC PILLOW』も『星見るラグ』も人気なのだそう。
「東京ビッグサイトで開催されたインテリアライフスタイルショーに出展したことがありました。
紙とインテリアとは違うかなと思いながらだったんですが、バイヤーが選ぶ『ベストバイヤーズチョイス』に選んでいただきまして。
その後、たくさんのお問い合わせをいただいています。
素材とデザインに評価をいただいた結果です」。
山陽製紙株式会社には『Sumideco』という取り組みも。
「これも環境に配慮したものを作っていこうという理念のもと生まれました。
会社が和歌山に近いこともあって南高梅が身近です。
梅の加工後の種がありまして、種を炭にしました。
炭に気孔がありますよね。
備長炭よりも梅の種の炭の方が匂いなどの吸収力が高いことが分かりまして、梅炭クレープ紙を作りました。
消臭機能があって、色合いもいい。
それを使って『エコクック』という靴用消臭シートを作りました。
帰宅時や靴を脱いだ際に、靴の中に入れてご使用いただきます」。
他にも不要になったコピー紙を100%の再生紙にする『KAMIDECO』も注目の取り組みです。
「紙の資源を大切にしたいという思いからですね。
自分たちの仕事で環境活動に貢献したいと思っています」。
山陽製紙株式会社の紙へのこだわりとアイデアが環境問題への配慮へと繋がります。
<プレゼント>
山陽製紙株式会社の『PICNIC RUG』を5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
※ メール : akarui@mbs1179.com
※ FAX : 06−6809−9090
※ ハガキ : 〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」「 PICNIC RUG 」係
*当選者の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
新製品を作るときに社員の皆さんからアイデアが出てくるのがとても素晴らしいですね。
自社製品への意気込みが見えますね。