毎日放送のアナウンサーが童話や絵本を朗読する「おはなしの扉」 師走です。新年を迎える準備で落ち着かない月ですが、こどもたちにとっては、クリスマスプレゼントがもらえる待ちに待った月です。次には、お年玉が待ち受けているのですから最高の気分でしょう！ この番組も今月は、クリスマス気分をいっぱい味わっていただけるラインナップです。もちろん、番組から２週にわたりビックな絵本のクリスマスプレゼントもありますのでお聴き逃しのないように！ さて、今年１年もこの番組をお聴きいただきありがとうございました。１０月から放送時間が朝６時３０分と早くなりましたが、多くの方々からおハガキやメールをいただき感謝しています。また、「おでかけ朗読」も、今年は１３ヶ所に伺い、子供たちから多くの「元気」をいただきました。気持ちよく私たちを迎えてくださった皆さん本当にありがとうございました。来年も、もちろん精力的にお届けします。皆さんからのおでかけ朗読のリクエストや「こんな作品を朗読してほしい」といったご要望も、こちらのメールで受け付けています。どしどしお寄せくださいね。 来年もよろしくお願いいたします。 今月のおすすめ絵本 「きつねいろのくつした」 こわせ　たまみ／文 いもと　ようこ／絵 （ひかりのくに） 靴下に化けたきつねのこんたが貰った素敵なプレゼントとは…？いもとようこさんの暖かみある絵がとても可愛らしく印象的。 「子うさぎましろのお話」 佐々木　たづ／文 みよし　せきや／絵 （ポプラ社） うさぎの子「ましろ」は、もう一つプレゼントが欲しくて黒いうさぎになりすし、サンタさんをだましてしまう。反省して、「ましろ」は… 「おめでとう」 舟崎　克彦／作 小澤　摩純／絵 （福音館書店） くまのポトフ君を次々と訪れる森の仲間たちはお祝いの日でもないのに「おめでとう！」と祝福してくれる。何故なんでしょう？そのわけは… 河田アナウンサー 皆さんこんにちは。ナビゲーターの河田直也です。 最近ずいぶん寒くなりました。街を歩いているとあちらこちらで見られるようになったイルミネーションが、とても暖かい光を放っています。もうすぐクリスマスですね！そこで今月は、読んで暖かい気持ちになれる冬のお話をご紹介します。 まずは、とってもかわいらしい『きつねいろのくつした』。クリスマスプレゼントがどうしてもほしいキツネのコンタは、自分がくつしたに化けてプレゼントをもらおうと考えます。コンタが化けたのは、大きな大きなキツネ色のくつした。朝、目を覚ますとくつしたの中にはビックリするような嬉しいプレゼントが入っていました！ 一体、何だったのでしょうねぇ?。　 次に『子うさぎましろのお話』です。サンタさんからもらったクリスマスプレゼントのお菓子をぺろりと食べてしまった白ウサギの子「ましろ」。なんだかもっとプレゼントがほしくなってしまいました。そこで黒ウサギの子に変装し、なんともう一度サンタさんからプレゼントをもらってしまうのです！しかしその後、元の白いウサギに戻れなくなってしまってさぁ?大変！「ましろ」はどうなってしまうのでしょうか！？ 最後に『おめでとう』という作品。誰から言われても嬉しい言葉ですよね。熊のポトフ君が家にいると、森の仲間たちが次々とご馳走を持ってポトフ君を訪ねてきます。そしてみんながポトフ君に「おめでとう」と言ってお祝いしてくれるのです。何のお祝いのことだかサッパリわからないポトフ君。でも仲間がたくさんいるってことは素敵なことです。最後まで読んだら「な?るほど！そういうことだったのか！」と思いますよ。 　どの作品も夢がいっぱい詰まったクリスマスにぴったりのお話です。 みなさん是非一度読んでみてくださいね！ 今月の放送予定 放送日 おはなし 作者 発行所 担当 １２／１ すずかけ写真館 あまんきみこ 講談社 松井昭憲 １２／８ きつねいろのくつした こわせたまみ ひかりのくに 高井美紀 ちいさなさんた まるやまあきこ 中央出版社 古川圭子 クリスマス絵本プレゼント １２／１５ 子うさぎましろのお話 佐々木たづ ポプラ社 上田悦子 クリスマス絵本プレゼント １２／２２ おやすみなさいサンタクロース 舟崎克彦 理論社 松井　愛 吹田市立東佐井寺小学校での「おでかけ朗読」の報告 １２／２９ おめでとう 舟崎克彦 福音館書店 石田敦子 かさじぞう 瀬田貞二　再話 福音館書店 田丸一男