上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【巻】17・3900…織女し船乗りすらし
2008年7月27日

【巻】…17・3900

【歌】…織女し船乗りすらし 真澄鏡清き月夜に 雲立ち渡る

【訳】…織姫が船に乗ったらしい。清らかに月夜に雲が立ちわたったから。
  
【解】…今週・来週と番組では「七夕」の歌をご紹介します。天平10年(738年)の七夕の夜に大伴家持が天の川を仰ぎ見て詠んだ歌です。よく磨かれた鏡のように美しい月が見られる夜に現れた雲を波に見立てて、織姫が船に乗って大切な人の許に漕ぎ出すイメージを持ったのですね。もの凄い感性だと思いませんか。夏休み期間中、都会の喧騒を離れて海へ山へ、ふるさとへ出かけられる方も多いと思いますが、綺麗な星空を見る機会があれば、あなたは何を思うのでしょうか。さて番組中盤では上野先生から、受験生の盲点を突く問題としての「俳句では七夕は秋の季語である」というお話があり、旧暦では七夕からお盆を経て秋の収穫祭を迎える季節の流れで捉えれたら、今頃は秋の入り口なのですね。真夏の暑さは本格化していますが、昨日から恒例の「オーサカキング」が大阪城天守閣・本丸エリアと西の丸庭園で始まっています。夏の盛りを楽しんでから、涼しげな星空を味わえる場所にお出かけするのも良いのではないでしょうか。でも熱中症対策は怠らぬように。