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【巻】…16・3836
【歌】…奈良山の児手柏の両面に かにもかくにも 侫人の徒
【訳】…奈良山の児手柏のウラ・オモテではないがあそこにも、ここにも口の旨い奴ら。
【解】…博士消奈行文大夫(はかせせなのぎょうもんまへつきみ)が作った「侫人(ねじけひと)を謗る歌」とあります。解釈としては、作者のひがみではなく、世の中に警鐘を鳴らした歌と捉えたいですね。いつの時代にも、八方美人で世渡り上手な人はいるものですが、それも実力が伴っていれば賞賛に値するのでしょうが、そうではない輩が当時も目についたのでしょう。
個人の集まりが世の中とすれば、まわりとの協調・競争が必然で、頭角を現す人と、その周りで次を狙う人が出てきます。そんな場合に公平に必要な人材を見分ける眼力が組織のリーダーにとっての大切な資質の一つになるのでしょうね。
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