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先週のこのコーナーでは、私と焼肉ハマンのマスターとの交流の様子を紹介した。ハマンのマスターの次に、私と一緒に飲む時間が長いのが、鶴瓶一門の後輩、笑福亭由瓶(ゆうへい)くんである。私より9年後輩の彼は、私の落語会にお手伝いに来てくれることが多い。
彼だけの時が多い。他の後輩はあまり来てくれない。7月に私と彼の落語会を2回した。2回とも客席は満員だったのだが、2回とも楽屋に他の噺家は誰も来なかった。
先日、由瓶くんと二人、ハマンで飲んだ。彼もハマンが大好きだ。私が焼肉奉行になり、ミノを網の上に載せては焼き、食べては載せた。私は軽く炙ったくらいが好きなのだが、彼はしっかり焼いた方が好みらしい。「銀瓶兄さん、食べるのが早いですわ〜。僕の分が少ないですやん」。由瓶くんがちょっと訛った大阪弁で抗議した。彼は兵庫県北部の出身なので、独特の訛りがある。そこで、自分の肉は自分で焼くことになった。網の上で2枚のミノが焼ける「ジューッ」という音を聴きながら、落語の話で盛り上がり、生ビールをゴクゴク。目の前のミノを口に放り込み、ビールで流し込んだ。そして、彼の話にウンウンと頷きながら、もう一枚を口に入れた。途端に由瓶くんが烈火のごとく怒りだした。「兄さん!それ、僕のミノですやん!アンタが自分の肉は自分で焼こうって言うたんやろ!僕がせっかく育てたミノ、ようそんな簡単に食べるなぁ」。私は彼に詫びた。「大体ねぇ、兄さんは自分勝手ですわ」。怒り笑いをしながら、彼は御飯を注文した。私は「飲んでる途中で御飯を食べる奴の気が知れん」と言ったのだが、炊き立てアツアツの御飯を見て、思わず箸で一口取って食べた。「またや。また自分勝手なことしてる!僕、一口も食べてないのに!」。店内に由瓶くんの吠えが響いた。
最後に私はテールスープを頼んだ。よく煮込んだスープをスプーンですくい飲んでいると、由瓶くんが少し残った御飯を私の目の前に差し出した。「兄さん、スープには御飯が合いますよ」という意味だと思い、スプーンで御飯を取って食べた。またしても彼が吠えた。「違いますやん!御飯にスープをかけて欲しかったんですやん!兄さん、アンタ、何でも自分中心やなぁ」。「スマン。コンちゃんと付き合いだしてから、こうなったんや」。「関係ないわ!」。
これからも、二人寄り添って生きていきたい。
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