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2008年7月 4日
☆bP47『洞爺湖サミットの影響』
私の鞄は、いつも重い。仕事がない日でも、スポーツジムに持って行くウェアやシューズなどで鞄はいつもパンパンに膨らんでいる。重さ約7kg。重い荷物を持って歩くのには慣れているのだが、そんな私でも泣きそうになることがあった。

昨日、ジムで鍛えてから繁昌亭に寄った。繁昌亭には落語会のチラシがたくさん置いてある。私が出演する会のチラシ、2種類を千枚ずつ紙袋に入れて出た。
両手に荷物を下げ、本町の文房具屋さんへ。DMに使用するB5の封筒を200枚買った。また荷物が増えた。そこから、松竹芸能へ行こうと地下鉄に乗り、難波で降りた。そこで思い出した。千日前のトリイホールにも別の落語会のチラシがある。どうせ難波まで来たのだからと千日前まで行き、千枚受け取り歩き出した。チラシ三千枚と封筒200枚。後で分かったのだが、17.6kgある。自分の鞄と合わせると、約25kg。
昨日は暑かった。おまけに、松竹芸能はOCATの奥にある。こんな重い荷物を持って歩くには、ちょっと遠い。そこで、難波駅のコインロッカーに預けることにした。ところが、ロッカーが使えない。張り紙を見ると、「洞爺湖サミットのテロ対策のため、しばらく使用できない」とのこと。近くに担当者らしきオジサンがいたので尋ねた。「ロッカー使えませんの?」「そうですねん」。同じようなことを何度も聞かれているのだろうか、オジサンは私を見ようともせず、何か作業をしながらぶっきら棒に答えた。「ここ大阪でっせ。洞爺湖、関係おまへんやん」「そうでんなぁ。そやけど、本部から言われたことやからねぇ。しょうがないわねぇ」。私は、腹立ち紛れにこう言った。「本部、アホでんなぁ」。オジサンは、これには答えなかった。きっと、私のことをアホだと思っただろう。
難波の地下街を「洞爺湖サミットのボケ!」と心の中で呟きながら歩いた。途中、何度もくじけそうになった。しかし、考え直した。「これぐらいでへこたれてどうする。エジプトのピラミッドの石を運ばされていた人に比べたら楽なもんだ。大阪城の石垣に使う岩を運んだ人が見たら、笑われるぞ」と、自分に言い聞かせた。そして、汗をダラダラかきながら、こうも思った。「これで、銀瓶人語のネタができたやないか」。次の瞬間、また私は心の中で呟いた。
「洞爺湖サミット、ありがとう」。

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