加藤ヒロユキ週末のソムリエ

【カトヒロのおいしい話】

カトヒロの春 2008.04.26

あたらしく番組が始まって早1ヶ月。
春先からなんだかバタバタした毎日で春らしい気分を十分に満喫できなかった。
今年は桜もゆっくり見なかったし、仕事に追われている余裕なさでただ毎日が過ぎてゆく。
そんなある日、いつものように急ぎ足で帰宅していると、ふとどこからか花のいい香りが漂ってくるではないか。
「?」みれば小さなお花屋さんがあった。
いつもは気にかけなかったお店だったが、その店先にいろんな鉢植えの花がおいてあるのだ。
この匂いはどの花から?立ち止まってくんくん花の鉢をかいでみる。
するとある鉢の前で立ち止まる。
「これだ!」
それはラッパ水仙であった。可憐で清楚な香り。そのくせ一度嗅いだら忘れられない強烈なアピールさがある。
これぞまさしく私がいま求めていた香りだと思いきや「これください〜」と。
あれから水は欠かさず毎日やり、日光にも気を使っている。
家に帰ってきて玄関を開けたとき、ほのかに漂ってくるラッパ水仙のにほいに酔うというのもいつもとは違った春の感じ方なのかもしれない。