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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 「もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。
イラン北部の地震
2004年6月5日放送

妹尾:週間地震概況です。

魚住:先週土曜日の午後から今日の午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

1日(火)午前9時42分頃、和歌山県北部で、マグニチュード2.6の地震があり、奈良県下北山村(しもきたやまむら)で震度1でした。
この地震は、紀伊半島の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートで起きました。

2日(水)午前7時51分頃、和歌山県北部でマグニチュード2.9の地震があり、和歌山市で震度1でした。
この地震は、和歌山県北部で日常的に起きている地震です。
震源は和歌山市の真下10kmのところでした。

全国では29回、からだに感じる地震がありました。

妹尾:さて、魚住さん。イランでまた地震があったみたいですね。

魚住:はい。イランの北部、カスピ海に近いところで、先月の28日、現地時間で午後5時8分頃、日本時間ですと、夜の9時38分頃、マグニチュード6.3の地震がありました。
少なくとも35人が亡くなり、400人がけがをしたということです。

妹尾:イランは去年の暮れにも大地震がありましたね。

魚住:ええ、12月26日にマグニチュード6.5の地震がイランの南西部、バムという町の真下で起きましたよね。
このときは、2万人以上の方が亡くなりました。

妹尾:その地震と今回の地震は関係ないんですか?

魚住:場所が離れてるんですよ。
今回の地震はイランの北部、首都のテヘランから北へ70kmのところで起きました。でも、去年暮れの地震はテヘランから、逆の方向、南西に1000kmほど離れたところで起きていますので、直接関連はありません。
地震の起きた断層も違いますし、地震のメカニズムも違います。

妹尾:イランは地震も多いですし、地震で犠牲になる人の数も多いですよね。

魚住:そうですね。イランに地震が多いのはね、日本と同じようにプレートの境界にあるからなんですね。
南のアラビアプレートが、北のユーラシアプレートとぶつかり合っていますので、地震も多いですし、高い山脈も出来ています。

妹尾:地震が多いということでは、日本と同じなんですね。
そういえば、日本の地震防災を視察するために、イランからたくさんの方が来られていましたね。

魚住:ええ、4月にイラン政府の防災担当者20人が来られて、日本の耐震設計や防災対策の取り組みなど、日本の専門家と会合を持ったそうですよ。
地震被害を少なくするため、お互いに専門家が協力していくことも話したそうです。

妹尾:そういう知恵を共有することって大切なことやね。

魚住:以上、週間地震概況をお伝えしました。
ウィークエンドネットワークでした。

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