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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

2週間の地震
2003年7月5日放送
妹尾:週間地震概況です。

魚住:先週は番組がお休みでしたので、先月21日から今日の午前中までの2週間に起きた地震、 気象庁のデータをもとにお伝えします。

この間、京都府北部で3回地震がありましたので、それからまとめてお伝えします。先月22日(日)午後3時16分頃 京都府の丹後半島沖の日本海でマグニチュード2.8の地震があり、京都府の弥栄町(やさかちょう)で震度1の揺れを観測しました。また、27日(金)と29日(日)には丹後半島の峰山町(みねやまちょう)付近で地震がありました。27日の方は、午後9時21分頃にマグニチュード2.5、震度は峰山町で1、29日は午後4時15分頃に、マグニチュード2.6の地震で、峰山町と大宮町(おおみやちょう)で震度1でした。

魚住:でね、妹尾さん。今日は京大防災研の梅田康弘教授に、電話がつながってますので生で解説して頂きましょう。梅田先生!

梅田:こんにちは

妹尾:この3回の地震は、どういう地震なんですか?

梅田:これは、今から72年前に起きた北丹後(きたたんご)地震の余震と見られます。

妹尾: 72年経ってもまだ余震がある訳ですねえ。

梅田:そうなんです、余震は結構長く続きますからね。

妹尾:ところで、北丹後地震って、どんな地震だったんですか?

梅田:1927年の3月に、丹後半島の付け根で起きたマグニチュード7.3の地震で、この地震では2925人の方が亡くなって、全壊した家屋が5千棟、それから地震が起きたのが夕方の6時半ごろということもあって、火災で6千棟以上が焼けています。

魚住:1927年っていうことは・・、それから17年後に東南海地震、19年後に南海地震が起きていますよね。その昭和の南海地震の前も、近畿で大きな地震があったんですよね。

梅田:そうなんです。今、北丹後地震のことが出ましたが、2年前の1925年の但馬(たじま)地震からはじまって、2年後の北丹後地震、43年の鳥取地震と、内陸の直下型地震がつづいて、1944年の東南海、46年の南海地震と続いていったんですね。

妹尾:このごろ南海地震のことは、この番組でもよく取り上げていますが、南海地震の前に、内陸で直下型地震が起きるっていうことにも注意しないといけませんね。

梅田:そうですね。

魚住:じゃあ梅田先生、先週から今週にかけての地震概況を続けますね。先月27日午前0時33分頃京都府南部でマグニチュード2.4の地震がありまして、京都府の京北町(けいほくちょう)で震度1でした。この地震はどうでしょう?

梅田:京北町には、長さ10km位の「周山(しゅうざん)断層」が通っているんですが、この地震はそこで起きたものです。

魚住:29日(日)午後5時6分頃、滋賀県の守山市付近でマグニチュード3.0の地震、これは大津市で震度1を観測しました。

梅田:この地震は、琵琶湖の東で起きていますが、この平野部は地震の少ないところなんです。地震が少ないからと言って、安心してはいけないことを示していると思います。

魚住:それから、今月2日(水)と今日の午前中に和歌山県南部で2回、地震がありました。2日の地震は午後7時33分頃に和歌山県すさみ町の真下10kmの所で起きたもので、マグニチュードは3.9でした。この地震で、日置川町(ひきがわちょう)で震度2を観測しています。そして今日、午前3時5分頃、和歌山県南部の大塔村(おおとうむら)の真下10kmでマグニチュード2.9の地震があり、中辺路町(なかへちちょう)で震度1でした。

梅田:この付近、すさみ町や大塔村は南海地震の震源域になるところなんですね。先ほどは、昭和の南海地震の前に起きた近畿北部の地震について申しましたが、和歌山県田辺市沖でも、この南海地震の8年前の1938年にマグニチュード6.8の地震が起きています。震源が海底でしたので、被害が少なく、あまり知られていませんが、結構、こういう地震、起きるんですね。

魚住:なるほど。全国ではこの2週間で58回、からだに感じる地震がありました。梅田先生、どうも有難うございました。

以上、週間地震概況をお伝えしました。

ウィークエンドネットワークでした。


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