| イラン北西部の地震 |
2002年7月6日放送
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(妹尾):週間地震概況です。
(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。
1日(月)午前6時24分頃 和歌山県北部でマグニチュード2.7の地震があり、湯浅町(ゆあさちょう)で震度1のゆれを観測しました。和歌山県北部では同じ日の午前8時2分頃にもマグニチュード2.5の地震があり、和歌山市で震度1でした。
はじめの地震は湯浅町の真下10kmのところ、次の地震は和歌山市の真下10kmのところで起きたものです。いずれも和歌山県北部で日常的に起きている地震です。
3日(水)午後4時18分頃 京都府南部でマグニチュード3.0の地震があり、美山町(みやまちょう)で震度2、京北町(けいほくちょう)で震度1でした。この地震は、三峠(みとけ)断層系の東端にあります、周山(しゅうざん)断層の近くで起きたものです。
全国では25回、からだに感じる地震がありました。
(妹尾):さて梅田先生、イランで地震があったのが先々週の土曜日でしたね。
(梅田):はい。6月22日、現地時間で午前7時半頃(日本時間では正午頃)イラン北西部のカズビーン州でマグニチュード6.3の地震がありました。
(魚住):震源ですけれども、首都テヘランから230kmくらい西へ行ったところの山岳地帯ですね。犠牲者は、はじめは「500人以上」と発表されましたが、その後の調べでは227人でした。
(妹尾):イランって、前にも大きな地震がありましたよね。
(梅田):はい、5年前の1997年の2月と5月にマグニチュード6.1と7.3の地震が起きまして、2月の地震では1100人、5月の地震で1500人以上の方が亡くなっています。それから、12年前の1990年にもマグニチュード7.4の地震が起きて、4万人以上もの方が犠牲になったんです。
(妹尾):地震はもともと多い所なんでしょう?
(梅田):ええ、地図を見ていただくとわかりやすいのですがイランにはザクロス山脈という大きな山脈があるんですね。
(魚住):ザクロの原産地だって前にお聞きした、あのザクロス山脈ですね。
(梅田):そうです。この山脈はユーラシアプレートとアラビアプレートがぶつかっているために盛り上がって出来たんです。
(妹尾):うん、なるほど。プレートとプレートが衝突しているために地震が多いんですね。それにしても、地震のたびに犠牲になる方が多いですね。
(梅田):ええ、アドベって言う日干し煉瓦で家を造っているんですが、ほとんど耐震性がないんです。これはイランの文化なんですけれども、一瞬にして崩壊するため、多くの犠牲者は窒息死や圧死するそうです。
(魚住):「日干し煉瓦でも耐震性を高める工夫はできる」と、以前聞いたことがあるんですが・・・。
(梅田):「いまある家で、お金をあまりかけないで、その代わり家は潰れても仕方ないが、人が逃げ出せる間だけ持ちこたえる」という発想で、例えば、ネット(網)を泥に塗り込むとか、もう少しお金を出して金網にするとかいうことが考えられています。
(妹尾):日本から、そういう技術支援がされるといいですね。
(魚住):以上、週間地震概況でした。
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