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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

台湾の地震
2002年4月6日放送
(妹尾):週間地震概況です。

(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

 2日(火)午後1時53分頃、淡路島付近でマグニチュード3.3の地震があり、兵庫県の西淡町(せいだんちょう)や南淡町(なんだんちょう)で震度2のゆれを観測しました。

この地震は、西淡町の西の海底で起きました。阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震の震源からは南西に離れたところです。ただ、余震が起きている地域ではありませんので、余震ではないと思われます。

全国では18回、からだに感じる地震がありました。



(妹尾):さて、また台湾で大きな地震がありましたね。

(魚住):ええ、3月31日、現地時間の午後2時53分頃に、台湾の花蓮(かれん・Hua-Lien)の東の海底で、マグニチュード7.3の地震が起きています。建設中のビルからクレーンが落ちて5人の方が亡くなりました。

(妹尾):台湾って、3年前の99年にも大地震がありましたよね。たしかマグニチュードは7.6でしたね。

(魚住):ええ、集集(チーチー・Chi-Chi)大地震と呼ばれていますね。あの地震は人が住んでいる陸地で起きましたので、2300人以上の方が犠牲になりました。

(妹尾):そうでしたね。31日の地震は海底で起きたそうですが、99年の地震とメカニズムが違うんですか?

(魚住):はい。今回の地震は台湾の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートで起きました。日本で言えば「南海地震」と同じタイプです。それに対して、99年の集集地震はユーラシアプレートの中で起きた地震でした。

(妹尾):台湾も日本と同じようにユーラシアプレートの下に、フィリピン海プレートが沈み込んでいるんでしたよね。

(魚住):そうです。

(妹尾):地図を見ますと、今回の地震は与那国島の近くですよね。それにメカニズムが南海地震と同じだって聞くと、日本にも影響があるんじゃないかって、心配になるんですけど。

(魚住):京大防災研の梅田教授に聞きました。この地震が引き金になって、日本での地震を引き起こすことはないそうです。

(妹尾):そうですか。でも、現地では余震が心配ですよね。どうなんですか?

(魚住):余震はたくさん起きていまして、4日の現地時間午前2時過ぎにもマグニチュード5.0の地震が起きています。専門家は「余震はしばらく続く」と見ているそうです。

(妹尾):台湾の方々、家具とか、くずれかけているものとか、余震でけがをしないように気をつけていただきたいですね。

(魚住):そうですね。以上、週間地震概況をお伝えしました。


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