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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

震源と断層
2002年3月23日放送
(妹尾):週間地震概況です。

(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

 19日(火)午前8時48分頃 紀伊水道でマグニチュード3.1の地震があり、和歌山県の御坊市で震度1のゆれを観測しました。この地震は御坊市の西20kmの海底で起きました。和歌山県北部や紀伊水道で日常的に起きている地震です。

 21日(木)午後1時51分頃 兵庫県南東部で マグニチュード3.1の地震があり、神戸市の灘区と北区、三木市で震度1でした。この地震は兵庫県南部地震の余震で、 震源は摩耶山(まやさん)の直下10kmです。諏訪山断層(すわやまだんそう)で起きた地震と思われます。

 全国では19回、体に感じる地震がありました。



(妹尾):先ほど21日の地震で、震源は摩耶山の直下10km、断層は諏訪山断層だって言われましたが、「震源」と「断層」って、どう関係しているんですか?

(魚住):地震は地球の中の岩盤が壊れることなんですが、壊れ初めのところを震源というんです。

(妹尾):阪神・淡路大震災の場合は、明石海峡の真下が震源だったそうですね。じゃあ、あそこから壊れはじめたってことですか?

(魚住):そうです。「壊れる」といっても、コップやお茶碗がガシャンと壊れるのとは違って地震の場合は、羊羹を包丁でスパッと切って、切り口をずらしたように岩盤が切れて、ずれるんです。

(妹尾):はあ、分かりました。そのずれたところは羊羹で言えば切り口ですね。それが、断層なんですね。

(魚住):そうです。羊羹を切るときも、上から包丁を入れて、ある程度時間をかけて切っていきますよね。地震の場合も最初の切れ目、つまり震源ですね、そこから順に切れ目、つまり断層が広がって行くんです。

(妹尾):ほう、一瞬ではなくて、時間をかけて拡大していくんですか!どのくらいの速さなんですか?

(魚住):秒速2kmから3km、時速にしますと、7000kmから10,000kmにもなります。これは先週のこのコーナーでもお伝えしましたよね。

(妹尾):あっ、そうでしたよね。でも7000kmから10000kmっていうと、ジェット機の10倍くらいのスピードじゃないですか!断層ってすごい速さで出来るんですね。

(魚住):そうなんです。だから、すごい揺れになるんです。さあ、きょうの話をまとめましょうか。地震は地球の中の岩盤がずれることです。そして、岩盤がずれることは断層ができることですから、結局、地震が起きるということは断層が出来ることと同じ意味になります。そして岩盤が最初にずれる点、つまり断層のできはじめの点を震源といいます。

(妹尾):はい、よくわかりました。

(魚住):以上、週間地震概況でした。


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