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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

アフガニスタンの地震
2002年3月9日放送
(妹尾):週間地震概況です。

(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、 気象庁のデータをもとにお伝えします。

今週は、和歌山で地震がありました。

 3日(日)午後4時30分頃、紀伊水道でマグニチュード2.6の地震があり、和歌山県の下津町(しもつちょう)で震度1のゆれを観測しました。

 次の日、4日(月)午後11時43分頃、和歌山県北部でマグニチュード2.5の地震があり、和歌山市で震度1でした。

 3日の地震は和歌山市の南西10kmの海底で起きました。4日の地震は和歌山市の真下で起きています。いずれも、和歌山県北部で日常的に起きている地震です。

 また、きょう9日、午前8時41分頃には、和歌山県北部でマグニチュード2.9の地震があり、野上町(のかみちょう)などで震度1でした。この地震も和歌山県北部で日常的に起きている地震で、4日の地震のすこし東で起きました。

 全国では24回、からだに感じる地震がありました。



(妹尾):さて魚住さん、アフガニスタンで大きな地震があったようですね。

(魚住):はい。現地時間の3日午後、アフガニスタン北部でマグニチュード7.2 の地震が起きました。タジキスタンからインドにかけてゆれを感じたということです。アフガン暫定政権の情報省は、「山岳部で土砂崩れが起きて近くの村を直撃したため、150人が生き埋めになって亡くなった」と発表しています。また、カブールでは2人が亡くなり、20人以上がけがをしたということです。

(妹尾):アフガニスタンって地震の多いところなんですか?

(魚住):ええ、とても多い所なんですよ。このあたりの地理を説明しますとね、インドの北のヒマラヤ山脈とパキスタンの北のカラコルム山脈、そして、アフガンの北のヒンドゥー・クシュ山脈が連なっているんですが、この3つの山脈はインドプレートとユーラシアプレートがぶつかってできたんです。

(妹尾):前にも聞きましたよね。たしか、ここのプレートはぶつかったときに、どちらも沈み込まないから、どんどん盛り上がって、大山脈ができたんでしたよね。

(魚住):ええ、そのためにアフガニスタンは地震が多いんです。今から4年前、98年5月にはマグニチュード6.6の地震があって4000人以上の人が亡くなっていますし、同じ年の2月にもマグニチュード5.9の地震で2300人以上が亡くなっています。

(妹尾):ほう、ずいぶん犠牲者が多いですね。ところで、3日の地震はマグニチュード7.2ですから、98年の地震よりずっと大きいですよね。被害はもっと大きいんでしょうか?

(魚住):98年に起きた2回の地震は、どちらも深さが30kmほどで、浅い地震だ ったんです。でも、今回の地震は深さが250kmと深い所で起きましたから、前ほど被害は大きくないと思われます。

(妹尾):ほう、それは少し救われた気持ちになりますけど・・。それでも、被災地に通じる道路が、土砂崩れや、地滑りでふさがれているそうですし、山岳地帯ですから、救助や救援に向かうことが難しいですね。

(魚住):ええ、そうなんです。地滑りで川がせき止められた所では、洪水になって、大勢の村びとが取り残されているそうです。そういうところへ、今はヘリコプターで救援物資を輸送しているということなんですね。

(妹尾):寒いときですから、毛布1枚でもたくさん運んでほしいと思いますね。

(魚住):ほんとに、そうですね。以上、週間地震概況をお伝えしました。


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