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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

和歌山県北部の群発地震・その2
2002年1月12日放送
(妹尾):週間地震概況です。

(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

はじめに、近畿では今週も、和歌山県で地震が多かったですね。
和歌山県北部では、先週土曜日、5日の午後3時1分頃から、10日(木)の午前2時47分頃にかけて7回、体に感じる地震がありました。深さは10kmから20km、規模を示すマグニチュードは2.9から3.3でいずれも和歌山県の熊野川町や奈良県の下北山村で震度1のゆれを観測しました。

この解説についてはのちほどお伝えします。

そのほかでは、7日(月)午後7時27分頃、紀伊水道でマグニチュード3.6の地震があり、和歌山県の有田市(ありだし)や下津町で震度1でした。震源は有田市の北西の海底です。これは、和歌山県北部で日常的に起きている地震です。

今週、全国では28回、からだに感じる地震がありました。



(妹尾):今週も、和歌山県北部の地震、続いてますね。

(魚住):ええ。9日(水)政府の地震調査委員会がこんな見解を発表しました。「この地震活動は去年の5月から続いている群発地震」で、「周辺では過去に同じような活動がおよそ1年半続いたケースもあり、今回もしばらく続く可能性がある」ということです。

(妹尾):和歌山県北部と一口に言っても、日常的に地震が起きている所と今回の群発地震が起きている場所は違いますね。群発地震の場所は、これまでほとんど地震が起きていなかったところなんでしょ?何でまた急に始まったんでしょうね。

(魚住):原因ははっきりわからないそうですが、研究者の多くは「熱水」(=熱い水)が岩盤の中に入り込んだためではないかと考えているそうです。

(妹尾):水が入ると地震が起きるんですか!?

(魚住):ええ、そうなんです。実験でも、深さ3000mくらいの細い穴をあけて、上から水をぎゅうぎゅう押し込んでいくと、周りで小さな地震がたくさん起きた、っていう結果も出ています。

(妹尾):ほーっ!・・・ん?でも、今回の群発地震は上から水を入れたんじゃありませんよね。

(魚住):ええ、地下の深いところから出てくる温度の高い水が岩盤にめりめりっと入り込んでいるので、群発地震が起きていると研究者は考えているそうです。

(妹尾):でも、阪神大震災の前には猪名川町で群発地震がありましたし、ちょっと心配ですね。でも、大学が地震計の数を増やして観測して、専門家が監視してるんでしたよね。

(魚住):
また情報が入りましたら、みなさんにお伝えしますね。
以上、週間地震概況でした。


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