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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

有珠山の火山活動
2000年4月15日放送
(妹尾)週間地震概況です。
(魚住)先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

8日(土)午後2時57分頃、三重県北部でマグニチュード3.1の地震があり、三重県芸濃町(げいのうちょう)などで震度2のゆれを観測しました。
この地震は鈴鹿山地の東にある鈴鹿東縁(すずかとうえん)断層でおきた地震です。
11日(火)午前11時31分頃、紀伊水道でマグニチュード4.4の地震があり、和歌山県御坊市(ごぼうし)や川辺町(かわべちょう)などで震度3のゆれを観測しました。
この地震は紀伊水道の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートで起きた地震です。

12日(水)午後8時18分頃、京都府南部でマグニチュード3.3の地震があり、久御山町(くみやまちょう)などで震度2のゆれを観測しました。
この地震は京都市の東の山際を通る「かたぎ原断層」の深さ10kmで起きた地震です。震央(しんおう)は嵐山の少し南でした。

きょう15日(土)午前2時41分頃、和歌山県北部でマグニチュード4.9の地震がありました。 和歌山県川辺町(かわべちょう)で震度4、奈良県下北山村(しもきたやまむら)、海南市、御坊市などで震度3、その他、近畿全域と、四国、中国、中部地方の一部でも有感地震となりました。
この地震は紀伊半島の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートで起きた地震です。
マグニチュードが4.9と11日の地震より大きかったこと、それと深さが50kmと深かったために広い範囲で有感になりました。

全国では30回、体に感じる地震がありました。


梅田先生に質問(北海道有珠山の火山活動について)


(妹尾):有珠山の火山活動は「中期」の状態になるのでしょうか?

(梅田):はい。初期の活発な活動が終わり、小康状態になっているようです。

(妹尾):ところで、近畿にも火山はあるのでしょうか?


(梅田):活火山はありませんが、例えばスキーで有名な神鍋山は火山です。2万年ほど前まで活動していましたが、今は休止しています。しかし安心はできません。有珠山も8千年ほど休止していたんです。

(妹尾):洞爺湖や阿蘇山は「カルデラ」といわれますが、どうやってできるんですか?

(梅田):マグマがどんどん吹き出すということは、中身が空っぽになるということです。そうすると、地盤が沈下してへこみます。そこに水がたまると洞爺湖のような湖になります。阿蘇山は水がたまらずに盆地になったんですね。

以上、週間地震概況でした。


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