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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

地震までの距離
2000年1月15日放送
(妹尾):週間地震概況です。
(魚住):先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。

昨日、14日(金)午後2時56分頃、和歌山県北部でマグニチュード3.0の地震があり、湯浅町(ゆあさちょう)などで震度1のゆれを観測しました。
この地震は、和歌山県北部で日常的に起きている地震です。

全国では22回、体に感じる地震がありました。


(魚住):さて、先週は地震の揺れの違いから、地震を3つに分類しましたね。

(妹尾):はじめにドンと来て、しばらく経ってからガタガタとかユサユサと大きく揺れる地震、これがぼくたちが経験する地震では一番多い、ということでしたね。

(魚住):そうでしたね。そこで、とっさの揺れから身を守るためのお話をします。
きょうは、まず相手までの距離、つまり地震までの距離を知るところから始めます。

(妹尾):大きな地震が起きると動揺してしまって、なかなか次の行動に移れないんですよね。何が起きたのか、判断できたら、身を守ることもできますね。

(魚住):そうですね。はじめにドンと来るたてゆれ、これは縦の波が伝わっているもので、P波とも言います。
次に大きくよこゆれしますね。横波です。これをS波とも言います。この2つの波の間隔が短いと近い地震、長いと遠くの地震です。

(妹尾):雷の稲妻と音の関係に似ていますね。ピカッと光ってからゴロゴロという音がするまでの時間が長いほど遠い雷。これが短いと近くの雷ですね。

(魚住):地震の場合は、 最初のドンという縦波と、次の横波までの間隔が何秒だったかを測って、それに「7」を掛けると、震源までおよそ何キロメートルかがわかります。

(妹尾):ほう。ドンと来て次のユサユサまでが、仮に「3秒」だったら、3×7=21…だいたい20kmくらい離れた所で起きた地震というわけですね。

(魚住):はい、そうです。時たま感じる地震でこのことを試してみてください。そしてテレビやラジオで放送される地震の場所と比べて、自分の判断がどうだったかをチェックしてください。こういうトレーニングを続けていますと、だんだん正確に判断出来るようになります。

(妹尾):大地震の時はテレビ・ラジオがなくても、ある程度、地震までの距離が分かるようになるんですね。

(魚住):以上、週間地震概況でした。


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