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週間地震概況 地震の基礎知識 概況過去記事 トップへ戻る
 もっと大きな地震が来るかもしれない」。震災で多くの人が余震を恐れました。
しかし、本震よりも大きな余震はありません。 地震の活動期に入った今、防災意識とともに必要以上に不安にかられないための知識も必要です。 1998年10月にスタートした週間地震概況では、1週間に起きた地震を解説し、地震や災害の基礎知識を妹尾和夫と魚住由紀の会話で親しみや すく伝えています。(監修:京都大学防災研究所 梅田康弘教授)。

地震空白域(1):空白域の種別
1999年4月24日放送
(妹尾)週間地震概況です。それでは魚住さんから伝えてもらいます。
(魚住)先週土曜日の午後からきょうの午前中までに起きた地震、気象庁のデータをもとにお伝えします。


 はじめに、先週の土曜日=17日に、この番組の放送中に地震があったんですが、この地震からお伝えします。時刻は午後5時31分頃、震源は兵庫県南西部で、地震の規模を表すマグニチュードは3.9でした。この地震で兵庫県の加西市(かさいし)などが震度3、神戸市内や京都府の八幡市などが震度2のゆれを観測しました。
 この地震は山崎断層(やまさきだんそう)で起きた地震です。

 19日(月) 午後3時18分頃 大阪湾でマグニチュード3.6の地震があり、大阪の泉佐野市や兵庫県明石市までの広い範囲で震度1のゆれを観測しました。
 大阪湾ではたまに浅い地震が起こりますが、この地震は大阪湾断層の地震です。

 きょう、24日(土) 午前7時31分頃 紀伊水道で、マグニチュード3.5の地震がありました。これは、フィリピン海プレートが50kmくらいの深さまで沈み込んだところで起きた地震です。

 今週は全国で28回、体に感じる地震がありました。


(魚住)さて、このコーナーでは、どこでどれくらいの大きさの地震が何回あったか、毎週お伝えしているんですが、「地震活動を知ることが地震予知にどう結びつくのか」ということを、今日から何回かにわけてお伝えします。


 1回目のきょうは「地震の空白域」についてです。
(妹尾)「空白域」は前にも出てきた言葉ですね。地震が起きているところを、地図の上に印をつけていくと、地震が起きていないところだけ、ぽっかり白くなるから「空白域」っていうんでしたよね。
(魚住)そうですね。「地震空白域」は、将来大きな地震が起きる場所として専門家が注目しているんですが、空白域にも3種類あるんです。


 1つ目は、すぐ隣の地域は大地震が起きたのに、そこだけが地震が起きずに取り残されているところ。これを「第1種空白域」といいます。たとえば、「東海地震が起きる」と言われている東海地域がこれにあたります。
 2つ目は、いつもは小さな地震がたくさん起きているのに、ある時からパタッと地震が起きなくなるところ、つまり時間的に空白になっているところです。これを「第2種空白域」といいます。
 そして3つ目は、断層に沿って地震が帯状に並んでいるところで、その帯が切れている部分です。つまり地震が起きている地域の中に空白域があるわけです。これを「第3種空白域」と呼んでいます。阪神大震災、地震の名前で言うと兵庫県南部地震がこれにあたるといわれています。


(妹尾)空白域になっていたら、いつかは大きな地震が起きるとわかっているんだから、いつ起きるのかを知りたいですよね。予知するのは難しいんですか?
(魚住)それが、空白域がある、というだけでは予測ができないんですって。それについては、来週以降、お伝えします。

 以上、週間地震概況でした。


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