| ウラジオストク地震(M 7.3 1999/4/8) |
1999年4月10日放送
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(妹尾)2回お休みしていた週間地震概況です。きょうはいつも解説をしてくださっている京都大学防災研究所の梅田康弘さんにも加わっていただきます。まずは、いつものように魚住さんから伝えてもらいましょうか。
(魚住)はい。前の週の土曜日の午後から、きょうの午前中までに起きた体に感じる地震、気象庁のデータをもとにお伝えしているんですが、今週は、近畿とその周辺で体に感じる地震はありませんでした。
(妹尾)梅田さん、地震の回数、いかがですか?
(梅田)先月中旬にくらべて、有感地震は減っていますけれども、これが大きな地震の前触れか、というとそうともいえませんね。地震っていうのは、多い時や少ない時があるもんなんです。それが短期に変動しながら、長期的なうねりにものっていることもあって、これを何度か繰り返しながら、やがて大きな地震を迎えると思います。
(魚住)そうですか。近畿以外では、ウラジオストクの近くで地震がありました。8日(木) 午後10時12分頃のことで、規模はマグニチュード7.3です。
ただし、深さが590kmとかなり深かったので、被害の情報は入っていません。この地震で、北海道から東北、関東などが震度2から震度1のゆれを観測しています。
(妹尾)梅田さん、この地震はどんな地震ですか?
(梅田)太平洋プレートは日本列島の下を通ってこのあたりまで沈み込んでいるんですが、ウラジオストクの直下あたりでは深さ600kmぐらいになります。地震の波はプレートに沿ってあがって来ますから、日本の中部より東で太平洋プレートに近いところが、広い範囲で揺れを感じたんですね。
(魚住)はい。全国では、このウラジオストクの地震も含めて12回、体に感じる地震がありました。
(魚住)さて今週は、以前、亀岡などで地震が続いていたときに「滋賀県で揺れを感じたんだけれども、気象庁から発表がなかった」というお便りをMBSにいただきましたので、こういうことってあるのか、梅田さんにお聞きしました。こういうことだそうです。
(梅田)マグニチュード3くらいの地震が浅いところで起きると、その真上の人だけが揺れを感じて、5kmほど離れた隣の町の人は何も感じない、ということがあります。気象庁の震度計も同じことで、震源の真上から5km以上離れていると、揺れを感知しないので、速報が出ないこともあるわけです。
(妹尾)思い出しました。阪神大震災の前に、兵庫県の猪名川町で起きた群発地震。猪名川町の人は、地震のたびにドーンドーンという音と、下から突き上げるようなショックがあるとおっしゃってたんですが、隣の川西市に行くと、地震を感じた人はほとんどいなかったんですよ。
(梅田)地震を感じた人は、群発地震の真上にいた人ですね。こういう現象は、群発地震や余震などではよくあるんで、お便りをいただいた方のおっしゃる揺れも、3月16日に滋賀県で起きた地震の余震をお感じになったものだと思います。
(魚住)以上、週間地震概況でした。
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