西村愛

大阪市出身。二児の母。
高校生のときに、初めて神戸の仮設住宅を訪問し、人の話を聞いて想いを伝えることの大切さを実感する。
ラジオDJとなった後、東日本大震災の被災地でボランティア活動も経験。
大阪で、震災復興を応援する音楽イベント≪ハッピーラッシュ♪♪♪≫を毎年企画するなど、子育てを楽しみながら、被災地とつながる活動を続けている。。

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第1489回「番組30年企画【1】~顧みられなかった警告」
取材報告:MBS報道情報局 福本晋悟記者

「関西に大きな地震は来ない。」30年前に神戸の街を震度7の揺れが襲うまでは、多くの人が根拠もなく、そう信じていました。MBSラジオ「ネットワーク1・17」は、阪神・淡路大震災のこの反省から、1995年4月にスタートしました。当時、行政もメディアも本当に地震の危険性を考えていなかったのでしょうか。
実は、阪神・淡路大震災が起こる21年前に、大地震の恐れを指摘した報告書が存在します。その題名は、「神戸と地震(1974年発行)」。大阪市立大学表層地質研究会が神戸市の委託を受け、1972年から73年に地震学者らが実施した研究報告です。当時、「神戸にも直下地震の恐れ」との見出しで新聞報道もされましたが、この報告書が防災対策に生かされることはありませんでした。
また、その後、1986年に神戸市は地震被害の想定を行いましたが、"震度5強"か"震度6"で意見が分かれ、結局、"震度5強"の低い方の想定を採用しました。
なぜ、直下型地震の危険性を指摘した報告書が生かされず、地震想定は低く見積もられたのか。そして、今後必ず起こるとされている南海トラフ地震に、この反省や教訓をどう生かすべきなのか。MBSの福本晋悟記者が取材報告します。
  
(番組内容は予告なく変更する場合があります)