西村愛

大阪市出身。二児の母。
高校生のときに、初めて神戸の仮設住宅を訪問し、人の話を聞いて想いを伝えることの大切さを実感する。
ラジオDJとなった後、東日本大震災の被災地でボランティア活動も経験。
大阪で、震災復興を応援する音楽イベント≪ハッピーラッシュ♪♪♪≫を毎年企画するなど、子育てを楽しみながら、被災地とつながる活動を続けている。。

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放送内容の書き起こし
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第1526回「ネットワーク1・17スペシャル~地震から2年、能登はいま」
出演:神戸大学名誉教授 室﨑益輝さん 
   亘佐和子プロデューサー

2026年元日は、能登半島地震2年の特別番組を、午後4時から1時間半の生放送でお届けします。番組プロデューサーが和倉温泉(石川県七尾市)と、輪島市町野町を取材してきました。
和倉温泉は能登観光の拠点として人気の高い温泉地ですが、地震の被害は大きく、20軒の旅館のうち営業再開したのは9軒、稼働客室は地震前の3割程度にとどまっています。それでも、2025年11月に営業を再開したばかりの「美湾荘」の社長・多田直未さんは、「心が折れることはない。和倉温泉ががんばらないと、能登半島全体がよくならない」と話します。多田さんら40代の若手が中心になって町づくりに取り組んでいるそうです。
地震と奥能登豪雨(2024年9月)で大きな打撃を受けた輪島市町野町でも、新しい取り組みが始まっています。町で唯一のスーパーマーケット「もとやスーパー」は、全国から支援者が訪れる拠点になってきましたが、それを発展させ、「泊まれるスーパー」をコンセプトに「MOTOYA Base」という復興拠点をつくろうとしています。地元の買い物客と、地域外から来たボランティアや旅行者が交流できる場所です。
町野町では2025年7月、臨時災害放送局「まちのラジオ」もスタートしました。パーソナリティも制作も技術も地元住民が担い、みんなでつくるラジオを目指します。
人口減少や高齢化など課題は深刻ですが、地元の人たちと支援者のつながりで、新たな取り組みが始まっている能登。復興の現在地とこれからを考えます。