オンライン:東京大学 高齢社会総合研究機構 教授 飯島勝矢さん

災害後、避難所で生活を送る高齢者は筋力や体力が低下しやすくなります。健康な状態と要介護状態の中間のその段階を「フレイル」(=虚弱)といいます。「フレイル」を放置すると、介護が必要になったり、災害関連死につながることもあり、十分な注意が必要です。
高齢者のフレイル問題に詳しい東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授は、「フレイルは、本人の頑張りで元の健康な状態に戻ることも、予防することもできる」と話します。予防で大切なことは、「栄養・運動・社会参加」の3つです。どれかひとつを単体で行うよりも、『友達とおしゃべりしながら散歩をする』『みんなで美味しい食事をとる』など、総合的に行うのが効果的だそうです。
また、近年は「オーラルフレイル」(=口の機能低下)も問題視されています。食べこぼす、滑舌が悪くなったなど、些細な口の衰えが心身の機能低下につながることもあり、災害時でも口腔ケアが重要です。災害時のフレイル予防について飯島さんに詳しく教えてもらいます。
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